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なぜマイナー競技のアスリートは食えないのか。
 
新垣がやっていきたいことの一つに
アスリート一人一人のファンを増やしていく、ということがあります。
 
アスリートのファンが増えるということは競技はもちろんのこと、
テレビでの発言や競技以外でのふるまいでも影響力をもつということ。
 
そうなれば応援してくれるファンの人のためにという観点を考えれば
いつぞやのバドミントンの選手のような問題も自然になくなっていくはずだし、
必然的に「あの人素晴らしい人だよね」という感じで人間性が磨かれていく流れになると思うんです。
 
そのためには競技力を高めることは確かに重要。
メジャースポーツであれマイナースポーツの選手であれ、トップの一握りの選手しか、実際にはメディアで取り上げられないからです。
 
別の例になりますが、
「あなたは日本で2番目に標高が高い山を知っていますか?」
という質問に対して答えることができますか?
 
答えは”北岳”になります。
おそらく多くの人が標高が高い山と聞いて”富士山”はすぐに思いつくと思うんです。
なぜなら日本で一番高い山だからです。
 
世界で見ても同じでエベレストは多くの人が知っているはずです。
でも2位以下の山って知らない人がほとんどですよね?^^;
 
1位やトップはやはりインパクトが強いので
多くの人の記憶と感情に残りやすいわけです。
 
しかし2位以下、もしくは微妙な順位のアスリートが
見た人の記憶に残ることはありません。
 
世界のレベルが圧倒的に高くて全然勝てないけど
日本記録だった・・・とかなら話は別ですけどね。
 
日本では必ず取り上げられるので。
 
で、話を戻しますが、
アスリートがパフォーマンスを高めて結果を出すということは
ファンを増やす上で必要条件です。
 
日本でトップであれば少なくともその競技で
一番目立ちやすい存在にはなるからです。
 
しかしだからと言って認知度が圧倒的に増えるかや
スポンサーがつくかは別問題。
 
なぜか?
マイナースポーツであればあるほど競技人口も少なく、
応援する人も少ないんです。
 
つまり、その選手を見たいと思う人の数が少ないんです。
 
そうなってしまったらどんなにすごいスキルを持っていても、
どんなに高いパフォーマンスを発揮できても
正直あまり意味がありません。
 
人に求められることで初めて価値があるからです。
 
例えば
すんごいジャンプ力もあってスピードもあって、
背も高い、そんなバスケット選手がいたとします。
 
ですが、そんな人が誰も見ていないような試合にしか出ていなかったり、
チームメンバーしか知らないような状況だったら
あまり価値はありません。
 
逆にそんなにスキルが高いわけでもなく、
背も高いわけでもなく、スピードもイマイチだったとしても
コミュニケーションがうまくて仲間から求められ、チームから求められ、多くのファンの人に
必要とされているプレーヤーがいたとしたら
そちらの方が選手としての価値があるということになります。
 
まぁ上記の例は実際にはなかなか起こり得ないのですが、
極端に言えばそういうことだと思うんです。
 
要は誰かに必要とされる、求められる選手が必要なんであって、
それが競技レベルと比例するとは必ずしも言えないわけです。
 
特に認知度が低いマイナー競技であればあるほど
必要としてる人、見たいと思う人の数は減っていく傾向にあります。
 
であれば大事なのは2020年の東京オリンピックのときまでに
地域でスポーツをする文化、身近にスポーツをする習慣を作る。
 
特にマイナー競技であればそのスポーツを多くの人に体験・体感してもらったり見てもらうような機会を作る必要があります。
 
一般の人をもっと巻き込む活動は不可欠です。
 
特に20代の人はスポーツをする傾向があると思うんですが、
30代以降ってコミュニティを巻き込んだ運動する習慣ってあんまりないと感じています。
 
代謝が落ちてきたり、社会人にそのような習慣がないからかもしれませんが、
もっと気軽にフランクにスポーツを楽しめるような取り組みが
今後必要になると思っています。
 
具体的に新垣が考えていることは3つです。
①地域の特性にあったスポーツの認知度とユーザーを増やすこと。
②カフェとか軽食を取れる場所を併設する
③行政や民間企業の力をもっと借りる
 
まずは①から
例えば都心でも郊外でも田舎でもそれぞれの土地にあったスポーツの楽しみ方ができるはずだと思っています。
 
すぐにグラウンドに作るというよりは今あるものを活かす方が
コスト的にも抑えられるし、時間もかからないのですぐ取り組めます。
 
都心はあまり土地がないですけど、道路は舗装されてることが多いです。
自転車とかは舗装されてる方がいいので良いと思いますし、
平坦な都会の方がランニングには向いています。
 
トレイルランをどうしてもしたい人は別ですけど(笑)
 
自然が豊かな地方であればその地形や自然の多さを活かした
アクティビティを取り入れるのが良いと思っています。
 
急流がある地域ならラフティングやカヌーなどを
積極的に加速させるような取り組みも大事だと思います。
ラフティングツアーとBBQを組み合わせるとか。
 
東京五輪はカヌーの正式種目ですしね^^
 
②は入り口というか切り口を変えて体験してもらう機会を増やすということです。
 
いきなりスポーツだとハードルが高い人もいる。
 
気軽に食事をできるような環境とコラボしてスポーツも一緒に体験してもらうような取り組みがあったらすごくいいと思うんです。
 
これはちょっとお金もかかってしまうけど
今あるスポーツ施設の隣、あるいはすぐ近くに飲食店を作るとかですね。
 
軽食をとってコミュニケーションを取る中でちょっと運動もしていこうか、
という流れができたら一番良いかなと。
 
 
③は今ある施設をもっと活かすというところに繋がるんですけど、
小学校や中学校、高校、大学の校庭や体育館って結構空いてるところがあるんです。
しかし開放されてないから誰も使ってない。
 
これってめっちゃもったいないですよね^^;
バスケットしたいから体育館借りたいけど、そもそも貸してくれたり、
開放されてる体育館がどれだけ少ないことか^^;^^;
 
日本ってバスケ経験者って570万人もいるんです。
結構いますよね。
JBAに登録してる現役プレーヤーの人口でも60万人を超えます。
 
ですが、開放されてる体育館を調べるとかなり数が限られるのです。
僕自身も仲間とバスケがしたいから横浜付近で探したことがあるんですが、
まぁ見当たらない(笑)
 
僕ですら思うくらいなのでバスケ好きな方や昔やってて仲間とやりたいなと思う人はなおさらなはず。
 
とにかくせっかくある施設や場所を活かせていない部分が多いです。
 
もちろんグラウンドもそう。
僕が通っていた小学校のグラウンドはいつも誰も使っていません。
めちゃくちゃもったいない^^;
 
小学校自体廃校になってしまったからなんですが、
であれば教室とかをレストランにしちゃったり、
商業施設にできたら面白そうだなって思うんです。
 
スポーツ以外の目的で来て、そこからついでにスポーツでもいいし、
スポーツ目的できて、そこからBarや他のところに行くのもありだと思うんです。
 
で、民間企業の力を借りるって言うのは
2つあって、一つは社員さんの健康を促進させるために
運動をする時間を強制的に作るとか。
 
実は運動をすることが生産性を上げるという研究があって、
集中力や記憶力も増すことがわかった、という研究があるんです。
 
デスクの前に座ってガリガリ仕事をするのもありだと思うんですが、
その生産性を上げるためにもストレスを軽減するためにも
運動を強制的にいれるような取り組みができたらいいなと思っています。
 
特にチームスポーツであればコミュニケーションをとるので
普段はなかなかうまく話せない上司や部下との関係でも
円滑に進められる部分もあるはずです。
 
企業の利益にも最終的に結びついて、社員の健康にもなり、
離職率も減るとなったら取り入れない方がもったいない。
 
しかも企業であれば最初からコミュニティになっているので
すぐに始めやすい。
 
一人で誰も知らないようなコミュニティに飛び込んでいくのは
結構精神的なハードルが高い人もいるでしょうからね^^;
 
そんなこんなでスポーツをフランクに楽しみながらできる環境づくりができたら
選手に目が向く人も増えていくと考えています。
 

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